英検や漢検、弁護士や税理士など様々な資格がありますが、資格によっては取得しやすいものや取得するのが難しいものまで多種多様です。
今回は、大学生に人気のある資格の合格の目安勉強時間についてご紹介します。資格取得を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
短期で合格を目指す人の学習時間
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前提として、今大学で何を勉強しているのかなどによって同じ資格でも学生によって難易度は異なります。
例えば、文系の学生が理系の資格に1から挑戦するのと、理系の学生が自分の専門分野に関する資格を取得するのでは最初のステージが違います。
同じ文系学生でも法学部の学生が弁護士を目指すのと、外国語学部の学生が弁護士を目指すのとでは最初の土俵があまりにも違いすぎるので、必要な学習時間は異なると思います。
それを踏まえて、あくまでも「この資格にはこんなにも時間がかかるんだ」とちょっとした興味本位で読んでいただければと思います。
弁護士は6,000~8,000時間
最難関の資格の1つして有名な「弁護士」。
弁護士になるには、司法試験に合格した後、約1年間の司法修習を受け司法修習考試(二回試験)に合格する必要があります。
大学の法学部などで4年間勉強した後、法科大学院で2~3年、そして司法試験に向けて勉強するなどかなりの勉強量ですが、最低でも6,000時間~8,000時間くらい必要とされています。
昔から弁護士になるには、「1日12時間を2年間勉強すれば合格する」という定説があり、これは統計的に調べた数字ではありませんが、弁護士に聞いてみると結構正しいのではという人が多いようです。
1日12時間を2年間で計算すると、12時間×365日×2年間=8,760時間
1日12時間も勉強できる人は少ないと思いますが、弁護士になるには相当な時間がかかるということです。
税理士5,000~6,000時間
税理士も難易度の高い資格として知られています。
税理士になるには、全部で11科目の中から5科目に合格する必要があり、合格率は20%未満です。
大学で税法について学んだり、税専門学校などで勉強する学生が多く、税理士になるためには3年以上かかるのが一般的です。
そのことから、税理士になるには約5,000時間~6,000時間程度かかるようです。
ただし、大学で税法や会計学について学んでいない場合は注意が必要です。
というのも、税理士になるには大学の法学部や商学部の学生、または卒業生という受験資格があるので、もしそれ以外の学生が税理士を目指すのであれば日商簿記1級の取得を目指しましょう。
TOEIC800点は1,000時間
外国語学部の学生だけじゃなく、文系理系問わず求められる「TOEIC」。
一般的な企業なら600点以上、外資系企業なら730~800点以上が求められ、大学生になったら定期的に受験したいものです。
TOEICは、オフィスや日常生活の中での英語コミュニケーション能力を測定する試験なので、内容自体はそこまで難しくありません。
ただし、問題数の多さや時間配分などTOEICの出題傾向を把握しておかないとかなり手こずることがあるため、定期的に受験することで問題傾向に慣れます。
そんなTOEICの必要勉強時間は1,000時間と言われており、これは800点を目標とした時の勉強時間なので、これ以上のスコアを目指す場合はさらに時間がかかるかもしれません。
TOEICを持っていると何も就活時だけじゃなく、今後求められる英語能力も鍛えられるので大学生には必要なスキルの1つです。
公認会計士は3,000時間
公認会計士は弁護士や医師とともに自由業の三大国家資格と言われており、会計のプロフェショナル。
公認会計士で最初に思い浮かぶものとして監査業務があります。企業が作成した損益計算書や貸借対照表等の財務諸表が適正であるか見極める業務で、公認会計士のみに許された独占業務です。
最近では、国内だけに限らず海外で活躍する公認会計士も増えています。
公認会計士になるには、公認会計士試験と2年間の実務経験と最終試験に合格する必要があります。
これまでの会計基準から国際会計基準に移行する企業が増えたことが影響し、現在、公認会計士の需要がかなり高まっています。
そんな公認会計士の学習時間は3,000時間とされており、やはり難関資格だけあってかなりの勉強時間が必要です。
まとめ
いかがでしたか?今回は、人気資格の学習時間についてでした。