【理系】理工学部で取得できる資格

投稿日:2018年5月26日 更新日:

 何かと難しいイメージを持っている人が多いかもしれない、理系の代表的な学部の一つでもある「理工学部」。

理工学部では、理学と工学の知識を組み合わせ、総合的な研究を行います。今回は、そんな理工学部で取得できる資格をいくつかご紹介します。

現在、理工学で勉強している学生は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

理工学部と工学部の違い

理工学部と似たものとして、工学部がありますが、この2つの違いがよくわからないという人も少なくないでしょう。

まず、理学では、自然界の基本法則やメカニズムを探求することを目的としているの対して、工学は、その知識を活用して新しい科学技術を作り出すことを目的としています。

理工学部は、理学と工学の両方を勉強できる学部で、理工学部と工学部の違いは実は微妙なものなのです。

例えば、理工学部では「ナノテクノロジー」や「遺伝子工学」など、社会を変化させる可能性のある最先端分野の研究を行うことが多いです。

ブラックホールの解析や宇宙空間は、どうなっているのかなども理工学部の内容です。

何かを作り出すだけじゃなく、その内容についてもっと深く研究したいという学生に向いている学部と言えますね。

また、理工学部には、物理学科、数学科などの理工系と、電気工学科や情報工学科などの工学系の両方が設置されていることが多いです。

理工学部で取得できる資格その1:航空特殊無線技士

まず、宇宙航空系の学科の学生は、「航空特殊無線技士」という資格の取得が可能です。

あまり聞きなれない名前かも知れませんが、航空機を安全に飛ばすためにパイロットに欠かせない資格。

航空機には、管制官などとやりとりを行うための無線機があり、パイロットは航空機を操縦するだけじゃなく、その無線機を操作するための資格も別で取得しなければいけません。

その無線を取り扱うための資格の一つとして、この「航空特殊無線技士」があり、自家用飛行機のパイロットや操縦訓練を行うパイロットが取得しておかなければいけません。

航空特殊無線技士の試験は、年に3回しか行われませんが、そこまで難易度の高い資格ではないので、航空系に興味のある学生などは取得してみるといいかもしれません。

理工学部で取得できる資格その2:食品衛生管理者

食品科学や生命科学など、人々が健康でいい食品を摂るために、人類の健康に貢献するバイオサイエンス学科などの学生が取得できる資格です。

食の安全が注目される現代、指定された食品の製造や加工を行う際に必要とされるこの資格は、主に乳製品、食肉製品などの衛生管理を行います。

また、よく似た資格として、「食品衛生監視員」というものがありますが、食品衛生監視員は、食品衛生法の定めに基づいて、食品に関わる営業施設への立ち入り検査、食品衛生の確保や監視、改善を行います。

この2つの資格は、「任用資格」なので、ただ資格を取得しただけでは職業名を名乗ることはできず、資格の生かせる仕事に任命されて初めてその力を発揮します。

大学でも、所定の科目を修了することで、資格を取得できますよ。

理工学部で取得できる資格その3:高等学校教諭一種免許状(工業)

工業高校など、工業に関する教科を教えられる高校教師、情報電子工学系の学科を卒業すると取得できます。

もし、大学で電子工学を専攻したのなら「電子」、情報工学なら「情報」という感じに、専攻した内容を主に教えることになるでしょう。

ただ、いずれ工業全ての科目を教えることもあり、最初は苦労するようですが、とても良い経験になると思います。

まとめ

どれも専門的で難しい内容ですが、理工学部の学生はぜひ紹介した資格の取得に励んでみてください。

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