【学部別】法学部にオススメの資格

投稿日:2018年3月3日 更新日:

法律に関する書類

 一概に文系といっても、経済学部から文学部や法学部など非常に幅広いですよね。

今回紹介するのは、法律について学ぶ法学部です。

実は、社会保険労務士など国家資格の多くが、法律とは何かと関係があるので法学部の学生は資格取得に有利なんです。

法学部で取得可能な資格

基本的に、教職課程などを除いて法学部を卒業したからと同時に取得できるような資格はありません。

そのため、法律について学ぶ法学部の学生は、いろいろな資格へのチャンスがあるということです。

今回紹介する資格は、法学系の知識を活かせる資格。どれも難しい資格ではありますが、取得すれば将来的に大きなアドバンテージになるので必見です。

法学部にオススメの資格その1:弁護士

法学部の資格で真っ先に頭に思い浮かぶであろう「弁護士」ですが、ドラマや映画などでよく出てきて法学部だけに限らず多くの大学生が憧れる資格でしょう。

離婚問題から犯罪系の問題まで非常に幅広いトラブルを解決する弁護士になるまでに道のりは、決して簡単なものではありません。

まず、弁護士になるには、司法試験に合格する必要があります。

司法試験の合格率は、20パーセント程度とそこまで低くはないですが、誰でも司法試験を受験できるということではありません。

司法試験を受けるには、「法科大学院(ロースクール)を修了する」又は「司法試験予備試験に合格する」のどちらか1つを満たしておく必要があり、司法試験予備試験の合格率はなんと4パーセント未満と狭き門。

また、司法試験には受験可能回数が設定されているため、合格するまで何度でもやり続けるというわけにはいきません。

法学部なので、普段の大学の授業を受けていれば司法試験への十分な知識を身につけられると安易に思っている人がいますが、弁護士を目指す学生の多くが法科大学院とのダブルスクールで法曹について学んでいるのが現状です。

法学部の教授はその道の専門家ではありますが、広範囲から出題される司法試験の専門家とは限りません。

弁護士を目指す法学部の学生は、高校生や大学1〜2年生次など早い時期からダブルスクールなどで対策を行っています。

法学部にオススメの資格その2:社会保険労務士

冒頭で少し紹介した「社会保険労務士」も法学部の学生には、ぜひオススメしたい一つですね。

企業における「ヒト」の採用から退職までの労働や社会保険の加入手続きや保険料の計算、労働契約など就労者の権利をサポートするのが、社会保険労務士の仕事。

独立開業から企業の人事など、幅広い分野での活躍が期待されます。

人材不足など様々な労働問題を抱える現代の日本社会では、社会保険労務士の必要性はかなり高まることが予想されます。

まさにこれからどんどんニーズの高まる注目の資格です。

社会保険労務士の受験資格には、大卒など基本的に学歴が関係しており、法学部で大学を卒業した学生であれば問題ないでしょう。

「司法試験第一試験」又は「高等試験予備試験」に合格するか、行政書士の資格を持っている人に受験資格があるのも、ぜひ覚えておきましょう。

また、社会保険労務士試験に合格してから連合会に備える社会保険労務士名簿に登録する必要があり、登録するには実務経験2年以上又は実務指定講習の修了が必要になります。

法学部にオススメの資格その3:国家公務員や地方公務員

警察官

経済不況になっても安定している「公務員」は、相変わらず人気が高いですね。

小学生や中学生などの若い年代の子どもにも、将来公務員になりたいという人は多いでしょう。

公務員にはたくさんの種類がありますが、共通していることとして基本的にクビになる恐れがないことです。

経済が停滞すると人材のカットなど懸念することは多々ありますが、とても安定している公務員は新卒の学生だけじゃなく、すでに社会人経験を積んでいる人にも人気があります。

国家公務員は、行政機関や特定独立法人などで仕事をする人のことで、内閣総理大臣や国務大臣、副大臣は「特別職」と呼ばれる国家公務員です。

国家公務員になるには、まずは国家公務員採用試験を受けます。試験は、「総合職試験」、「一般職試験」、「専門職試験」の3つに分かれており、それぞれ年齢などの受験資格が異なります。

国家公務員試験で最終合格者になると、名簿に登録され各省庁の採用面接試験を受けることになり、これが非常に大切なのです。

というのも、総合職試験受験者と一般職試験受験者の場合、この官庁訪問が志望府省に採用されるために大切なポイントとなるからです。

国家試験に合格したからと採用ということではないので、気を抜かないで最後まで集中したいですね。

地方公務員は、教師や警察官などの自治体組織に属する人のことで、福祉、健康、文化や治安など、その地域のまちづくり業務に関わる仕事です。

地方公務員になるには、地方公務員試験を受験して採用される必要があります。

各自治体によって受験資格など詳細は異なりますが、上級、中級、初級のレベルに分かれていることが多いです。

少子高齢化など、国や地域が抱える問題を解決していくため、市町村に貢献したいという学生に向いています。

まとめ

いかがでしたか?今回は、法学部の学生にオススメしたい資格を3つ紹介しました。

では、この記事が少しでも読者の皆さまの役に立てば幸いです。

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