大学生の資格取得に関して、就活に有利になるので取得した方が良いと言う声がたくさんありますが、そもそもなぜ就活に資格は必要なのでしょうか。
当たり前のように言われることなので、案外その理由について考えたことがない人は多いかもしれません。
今回は、就活に資格があった方が良い理由について詳しく解説します。
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資格はないとダメなのではなく、あった方が有利になる
まず、大学生の資格取得について勘違いして欲しくないのは、何かしら資格があれば就職は保証されているという誤った認識です。
当然、国家資格など難易度が高く非常に必要性の高い資格であれば、それだけで就職先を見つけられることも可能性としてはゼロではないかもしれませんが、基本的に資格がある=就職先がある、ではないことを覚えておいてください。
就活の際、面接官の方も「あ、〇〇資格があるから採用しよう」とはまずならないでしょう。
それ以上に、その学生がどのように大学生活を過ごしてきて、どのような経験をして、何を得たのか、などがもっと重要です。最近では、人物像をとても重要視する傾向があり高いコミュニケーション能力も非常に必要とされています。
では、資格は取る必要はないのか?
いいえ、そういうことではありません。
資格はあれば有利になることがあります。先ほど述べたように、資格と言っても国家資格などいくつかの種類があるので一概には言えませんが、資格があると就活に有利になることがあります。
資格がないよりはあった方がプラスになることが多いということですね。
資格が就活に役に立つ理由
では、ここからは資格が就活に有利になる詳しい理由について紹介します。
理由その1:努力が認められる
最も大きな理由として、努力した事実が認められるということです。資格によっては、非常に多くの時間を勉強に費やさなけれいけないような難易度の高いものがあります。
難易度の高くない資格であっても、一つの目標に向かって努力して頑張るというのは面接官に好印象を与えるでしょう。
就職する会社が何系なのかによってどの資格が役に立つかは若干異なりますが、たとえあまり役に立たなくてもその努力は認められると思います。
理由その2:選抜する尺度になる
例えば、全く同じ経歴で同じ能力の就活生2人が最終面接に残ったとします。面接官からすれば、全く同じ能力であればどちらを選んでもあまり大差はないでしょう。
そんなシチュエーションでライバルに差をつけるものとして資格があるのです。もしどちらかが何か資格を持っていれば、面接官にとって選ぶ尺度になるかもしれません。
その小さな差が、大きな結果を生み出すのです。
その他にも、資格によってはあるだけで、もし他の学生よりも能力が劣っていても有利になることもあるかもしれません。資格はないよりはあった方が良いということです。
理由その3:就活時の話題になる
就活をする時に、自己分析などを行いますが、案外手こずる学生が多いのも事実です。
それまでの人生で自分についてそこまで深く考える機会がなかった学生にとって、自己分析で自分の長所や短所、今までの経験などを分析してまとめるのはそう簡単なことではありません。
また、面接などでよくある質問の一つとして「学生時代に一番思い出に残っていることはなんですか?」など学生時代の出来事を聞かれることがありますが、もし資格取得に励んでいればそれだけで話題になりますね。
その資格を取得するために、どのように勉強して、何を学んだのか、などその経験から得られることはたくさんあるはずです。
就職の際に資格があった方が良い理由はこの他にもいくつかありますが、代表的なのは今回紹介した3つです。
筆者個人的にも、大学時代に何かしらの資格を取得している社会人の人は、計画性があり順調な社会生活を送っている印象が強くあります。
せっかく、時間の使い方によっては融通が利く大学生なので、将来に向けて役に立つ資格の取得に励んでみてはいかがですか。
きっと、意味のある良い経験になりますよ。