英語のコミュニケーション能力を図る国際的な英語の試験と言えば「TOEIC」でしょう。
すでに大学などで受験したことがある学生やこれから受験を検討している学生は多いと思います。
企業にとって、大学生の間で非常に人気のあるTOEICの重要性はどのように位置付けられているのでしょうか。今回は、企業とってのTOEICの存在について紹介します。
そもそもTOEICとは?
受験したことがある学生や名前自体聞いたことがある学生は非常に多いと思います。人気・知名度ともにかなり高い資格です。
まず、TOEICは就職、転職、進学などに役に立つ英語の国際的な試験です。就活の場面だけに限らず、大学入試の合格基準として採用されることもあります。
TOEIC(トーイックと発音する)は、実践的な英語によるコミュニケーション能力を評価する試験で、リスニングやリーディングなどあらゆる英語の能力が試されます。
また、試験時間は2時間で途中に休憩時間は設けられていないので、多少の集中力が求められます。
TOEICの点数は、英検のように何級というものではなく、10点〜990点で評価されます。一般的に、ある程度基礎的な意思疎通をするには500点以上が目安で、700点以上になれば就活の際に評価される点数と言われていますね。
ちなみに、企業が新入社員に期待するTOEICスコアは560点程度とされています。2016年のTOEIC全体のデータから平均された社会人の平均スコアは602点となっていますが、就活にはそれ以上のスコアが欲しいですね。
TOEICはアジア諸国で人気
TOEICは世界中で行われている試験ですが、実際、韓国や日本などアジア諸国での必要性がかなり高いです。世界では、TOEICではなくIELTSなどの英語の試験が導入されている国も多くあります。
ただ、現在の日本ではTOEICの影響力は非常に高いと言えます。
企業にとってTOEICは必要
企業にとってどのくらいTOEICが必要なのかというと、かなり必要です。
たとえ、英語など国際的なやり取りが一切ないような企業でも、企業の中での競争としてTOEICのスコアが求められることがあります。
当然、就活をする時や転職の時など、TOEICのスコアはもはや欠かせないものとなっています。日本の企業は、どんどんグローバル化を推進しており、今後さらにグローバル化が進むことが予想されます。
実際、楽天などの大手企業では英語を公用語とするルールもを設けたり、英語の能力は社会人としてなくてはならないものとなりつつありますね。
ここからは、企業におけるTOEICの重要性について詳しく解説していきます。
重要性その1:外資系企業
航空会社などの外資系企業では、常に外国とのやり取りがあるので英語の能力は欠かせません。
航空系の企業は、大学生の人気就職先ランキングでもいつも上位に位置しているので、読者の皆さんの中にも希望する学生は多いと思います。
例えば、航空会社のような企業では就活時にはもちろん、入社後にも高いTOEICスコアが求められています。企業によって詳細スコアは異なると思いますが、730点以上必要という企業が多いです。
たとえ、入社時に730点ほどの高得点ではなくても、入社後の目標やノルマとして730点以上を掲げている企業も非常に多いです。やはり活躍するために英語のスキルはなくてはならないものなのです。
重要性その2:昇進
外資系などの企業では、昇進やキャリアップのためにTOEICのスコアが必要になることがあります。
就活が終わったからとTOEICの勉強を中断してはいけません。昇進のためにも継続的に勉強していき、スコアを伸ばしていきましょう。
重要性その3:転職
一度就職しても、いろいろな理由で転職をすることもあるかもしれません。希望する企業へ転職するためにTOEICのスコアは重要です。
国内企業か外資系企業など、企業によって当然TOEICの必要性や必要スコアの細かい基準などは異なると思いますが、中途採用では、スキルや経歴実績で選ばれることが結構あるので、TOEICはあった方がいいですよ。
今や、TOEICの必要性はあらゆる企業で求められています。特に外資系の企業では、高いスコアが必要になるので、大学生の間に英語の学習をしっかりと行いましょう。