理系学生は、将来的に専攻した分野に関する仕事に就くことが多いかもしれません。
そんな理系学生であっても、就活の際に役に立つ資格はあったほうがいいですね。
今回は、理系学生にぜひオススメしたい資格を3つ紹介します。就活をスムーズに進めるために、資格の取得に励んでみてください。
理系にはたくさんの資格がある
文系に比べて専門性の高い理系には、とても多くの資格が存在します。ただし、全ての資格が必ずしも就活に便利になるということではなく、しっかりとアピール材料になる資格を選びたいですね。
今回紹介する資格は、理系っぽい資格を中心に集めました。
就活を希望する理系学生の人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
理系のオススメ資格その1:知的財産管理技能士
さっそく、いかにも理系らしい名前の資格。「知的財産管理技能士」は、著作権や商標など目には見えない知的財産を管理するための国家資格です。
なんだか堅苦しい内容ですが、要するに、著作権やブランドなど形としてではないけれども非常に価値のあるものを管理・活用して、社会に貢献できるような能力を持った人のことです。
例えば、企業内で興味深いアイディアを思いついたけれども、特許を取ることはできるのか、
身近な例では、海外から購入したアイテムのレプリカをネットオークションで売っても問題ないのか、など企業だけに限らず全ての人に必要な知識です。
最近では、YouTubeなど動画サイトでの著作権の使用などインターネット上で特許や著作権などの知識が求められています。
もし他人の権利を侵害してしまった場合、企業などは賠償金などの信頼関係に関わる大きな損害を受けることがあるので、企業にとってこのような知識を持った人材はかなり必要なのです。
ぜひ、挑戦してみてください。
理系のオススメ資格その2:技術士
エンジニアの最高国家資格とも言われる「技術士」ですが、取得すれば企業内の管理職へのステップアップや国会機関など非常に幅広い分野での活躍が期待できます。
人生の選択肢を大きく広げてくれるこの資格は、簡単に取得できるようなものではありません。
誰でも受験可能な一次試験と、実務経験が求められる二次試験があり、一次試験を合格・指定の教育機関修了により「技術士補」となる資格を得られます。
そして、二次試験を合格して登録手続きを行うことで技術士になります。機械部門や建築部門など幅広い技術部門に分かれており、社会に置ける技術士の役割は非常に大きいです。
かなり難易度の高いいかにも理系っぽい資格ですが、エンジニア系の最高レベルの資格なので理系学生は選択肢に入れてみるといいでしょう。
理系のオススメ資格その3:情報処理安全確保支援士
サイバーセキュリティに関する資格で、平成28年の改正サイバー法の設立によって「情報セキュリティスペシャリスト」試験をベースとして新設された国家資格です。
情報セキュリティスペシャリストからほぼそのまま移行され、民間試験を含めて日本国内で行われるセキュリティ関連の試験の中で最も難しい資格とされています。
今後東京オリンピックが開催されるなど日本に置いてサイバーセキュリティの重要度はさらに高くなるでしょう。
この資格は、ITエンジニアのスキル標準である「ITSS」のレベル4に該当します。レベル4は「ITストラテジスト」や「システム監視技術者」と同様のレベルです。
なかなかイメージしにくいかもしれませんが、自衛隊の募集条件を満たせるレベルでもあり、なんとなくかなりレベルの高い資格というのは想像できると思います。
情報処理安全確保支援士の合格率は、15~20パーセントくらいです。
ただし、この情報処理安全確保支援士の試験は他の難易度の高い資格が年1回なのに対して2回あるので、そこはチャンスが広がりますね。
企業のサイバー攻撃の増加によって企業や団体のサイバーセキュリティはとても重要で、現在そのような人材が不足しています。
いかがでしたか?今回は、いかにも理系っぽい資格を3つ紹介しました。
どれも難易度の高い資格ですが、進路を大きく広げてくれるものばかりなので参考にしてください。