文系大学生が身に付けておくべき能力

投稿日:2018年2月10日 更新日:

資格に向けて勉強する男性

 理系は専門性が高いので、ある程度就職先がイメージしやすいという人は多いかもしれません。それに対して、文系は外国語系から経済系など範囲が非常に広いです。

一般的に、文系学生の就職は難しいと言われることがあり、就活で苦労しないためにも何か特別なスキルを身に付けておきたいところです。

今回は、そんな文系学生が身に付けておくべき能力を資格を例に紹介します。

「文系の就職は難しい」と言われる理由

そもそも一体、なぜ文系は就職難と言われるのでしょうか。

文系の中には理系に対して何らかのコンプレックスを抱いている学生もいます。

実際、文系が就職難ならば、文系学生の多くが就職先が見つからない状況になっているはずなのに、ちゃんと就職している文系学生がほとんどですよね。

大学の文系学部の先輩などの多くが就職先が決まらず、フリーターなどになっているのでしょうか。就職が決まらない学生は文系理系に関係なく、どうしても一定数います。

個人的に、文系が就職難と言われる背景には、冒頭で述べた文系の範囲の広さが影響していると思っています。

理系はある程度、勉強している内容に関連した就職先を見つける傾向がある中、文系となるとたとえ外国語学部でも外国語とは関係のない営業職に就いたり、心理学を学んでいた学生でも商社など専攻とは直接的に関係のない企業に就職することも珍しくはありません。

文系学生は、必ずしも学んでいる内容に関連した仕事に就くとは限らず、理系のように何かに特化した専門的なスキルではなく、何にでも対応できる幅広い知識を身に付けているため、就活ではあまり武器にならないと考えられているのです。

それが、文系=就職難、と言われる大きな理由ではないでしょうか。

専門的なスキルを身に付けられる機会が少ないのなら、資格でしっかりとカバーすればいいのです。

オススメその1:英語関連の資格

大学生に求められる能力として英語が挙げられます。日本社会は、どんどんグローバル化が進んでおり、国際共通語である英語や中国語のスキルは非常に重要です。

中国語の勢いはすごいですが、やはりまずは英語の能力を習得したいものです。特別なスキルがないと悩む文系学生には、まず受験費用も安く手軽に受けられる「TOEIC」や「英検」がオススメです。

TOEICは、以前の記事でも紹介した大学生に人気の資格ですが、英検も級ごとに分かれており目標設定がしやすいです。

外国語学部や外資系の企業を目指している文系学生であれば、最低でもTOEIC750点、英検なら準一級を目指しましょう。

オススメその2:ビジネススキル

ビジネス上の取引

ビジネスで必要な一般常識やマナーを学べる「秘書検定」。秘書とあるので、秘書になる学生のみ対象なのではと思いがちですが、ビジネスで必要な一般的な知識が身に付きます。

社会人としてやっていくために専門的な知識は要りますが、まずは社会人としての言葉遣いなど基本的なことが優先です。

3級、2級、準1級、1級があり、60パーセント以上のスコアを取れば合格できるので、チャレンジしてみる価値はあります。

その他に、文系の学生には企業の経営管理に大きく関わる「簿記」もオススメの資格です。

4級、3級、2級、そして1級があり、簿記のスキルを活かした職種に就きたいのであれば2級以上の取得を目指してください。

2級は簡単に合格できるレベルではありませんが、頑張れば取得できますよ。

オススメその3:パソコン系の資格

ビジネス上で、もはや欠かせないスキルとしてパソコンが挙げられます。

今の時代、パソコンを使えるのは何も特別なことではありませんが、いくらパソコンを使えてもそれを証明する何かが欲しいです。

WordやExcelなどの能力を客観的に証明してくれるのが、この「MOS」です。

聞いたことがあるという人は多いかもしれませんが、「Microsoft Office Specialist」の頭文字を取ったもので、パソコン関連の資格ではかなり知名度が高いですね。

口頭ではなかなか証明しにくいパソコンの能力ですが、このMOSならMicrosoft Ofiice製品の利用スキルを証明できるので、書類選考などの就職時に必ず役に立つでしょう。

文系学生が身に付けたい能力は、基本的にビジネス上で役に立つ基礎的な能力です。

今回紹介した資格は、それぞれビジネスパーソンとして必要なスキルの証明となり、就職してからも求められる能力が身に付けられるので、ぜひ取得を検討してみてください。

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